日本時間の8月28日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平がロッキーズ戦に4番・指名打者として出場した。15号ホームランを記録し、チームも10-7で勝利。これまで4番打者として出場した6試合では負けが続いていたが、7試合目でようやく初勝利を飾った。
エンゼルスで新人が15号を記録したのはマイク・トラウト以来で、球団史上12人目。今シーズンのア・リーグ新人では4位となる。また、すでに投手として4勝をあげており、同一シーズンでの15号ホームランと4勝を記録したのは、ベーブ・ルース以来の99年ぶり3人目となった。
日本人メジャーリーガーの1年目での15号ホームランは、歴代3位タイ。城島健司の18本、松井秀喜の16本に近づいている。まだ1カ月以上シーズンが残っているため、これらの記録を抜く可能性は充分あり、松井の半分程度の打席数で15本はスゴい、離脱期間のある大谷が15本で、レギュラー出場の松井が16本と考えると大谷は化物であると驚く声が多数あがっている。
また、“2刀流”で投手との兼任やケガのため打席数も少ないことから、1本のホームランに必要な打数を示す「本塁打率」も15.1と非常に高い大谷。2003年、松井がメジャー1年目に16本を記録した際の打数は695打席。「ベースボールキング」の記事によると、もし仮に大谷が松井と同じ打数に立った場合、年間で39本を打つハイペースだという。
この本塁打率について、ネット上ではこれまでの日本人打者と比較して圧倒的であるとの称賛や、野手に専念すれば40本は打てるのではという期待、フル出場すれば疲労は溜まるだろうが、それでも30本は打てそうといった、様々な声があがっていた。
また、この日試合がおこなわれたのは、ホームのエンゼル・スタジアム・オブ・アナハイム。この球場のセンター後方には巨大な岩のオブジェがあり、選手がホームランを打つと噴水や花火が上がることで有名だ。
大谷の打球はこのオブジェがある場所に飛ぶことが多く、本拠地で放ったホームラン11本のうち、7本がここに消えたという。そのため、大谷の打球だけ引力が働いているのではという疑問や、大谷のホームランボールを持っているファンはいないという新説、「大谷ゾーン」と名前を付けて観客を入れるのではという予想も見受けられた。
まだ24歳という若さにしてすでにスターの貫禄もある大谷。今後、どれだけ成績を伸ばすことができるのか、日本人だけでなく世界の野球ファンが期待している。
(飛鳥 進)
■関連リンク
・大谷15発&4勝、ベーブルース以来99年ぶり快挙
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201808280000970.html
・大谷翔平15号は日本人歴代3位 松井秀喜氏にM1
https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201808280000516.html
・“大谷ゾーン”ロックパイル 本拠11発中7本着弾 ホームランボールの行方は…?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180828-00000087-spnannex-base
・もしも大谷翔平が1年目の松井秀喜氏と同じ打席数だったら…
https://baseballking.jp/ns/column/164119
・ロサンゼルス・エンゼルス公式サイト
http://m.mlb.com/player/660271/shohei-ohtani
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
【大谷翔平の15号HRがまたもや“例の岩”へ 「大谷ゾーンと名付けるべき」との声も】の続きを読む